家族以外のコミュニティ
役員をやってみたいと思った理由。
それは「必要とされたから」だけではありません。
仕事していない。
ママ友の群れは嫌い。
そんな私には「コミュニティ」がありませんでした。
次女の通園バスのママさんたちと軽く話はしますが、ごく短時間のみ。
そうすると毎日話す相手は必然的に家族のみになります。
当時の私にはそれが息苦しかった…
ここ2年ほど、家族で過ごす時間が長すぎたのです。
コロナで初の緊急事態宣言が出た当初、夫は毎日テレワークで仕事。
子ども二人もずっと家にいる。
休日も外出自粛で引きこもりがち。
それから徐々に緩和され、少しずつ外出も出来るようになり、子どもたちは普通に登園・登校できていました。
ただ夫のほうはというと、未だ出勤とテレワークが半々でした。
もちろん、病気になった私を支えてくれたのも家族。
かけがえのない存在であることは確かです。
ただ、それとこれとは別問題…
「私だけのコミュニティ」が欲しかったのです。
夫とはじっくり話し合いました。
彼はてっきり断るものと思っていたようでしたが、私の思いを話すと理解を示してくれました。
(さすがに「家族だけで過ごすのが息苦しい」とストレートに言ったわけではありませんが…)
そして、役員をやることで家族に迷惑をかけることもあるかもしれない、と話すと、
「できる限り協力するよ。」
と言ってくれました。
迷惑、というのは、例えば
・会議への出席のため、平日の夜に出なくてはいけない日がある
・地域行事の手伝いのため、土日も出なくてはいけない日がある
といったことです。
特に夜については、子どもたちだけでの留守番(夕飯、入浴)を心配していたのですが、可能な日はテレワークで仕事、やむなく出勤の日でもなるだけ早めに帰宅してくれる、ということになりました。
子どもたちにも話をすると、長女のほうは
「おかあさん、またPTAやるんだぁー」
くらいの反応で、次女のほうは何だかよくわかっていない様子(笑)
まぁそりゃそうでしょうね…
さて、そんなわけで役員を引き受けようと決めたわけですが、それがちょうど年末年始のタイミングと重なっていたため、はっきりと返事できずにいました。
3学期が始まってすぐ、エリママさんからLINEが。
「役員のお話、お引き受けいただけますでしょうか?」
断りの連絡がない=OK と捉えられていた?ようです。
私はすぐに返信しました。
「はい、不安なことが多いですが、役員として頑張らせていただきます。」
それから1週間ほど立って、次年度PTA役員のLINEグループが作られました。
そしてそのメンバーを見た瞬間、私の脳裏にはあの日のPTA室での会話が浮かびました。
も、もしや私…
ある人を巻き込んでしまった??