PTAママ過去の話(1)
PTAについて話す前に、過去の自分のことを少し語ってみます。
長女が2歳になる少し前から、パートとして仕事復帰しました。
生活のためというよりは、むしろ子供から離れる時間が欲しかった。
元々体力のない自分には結構いっぱいいっぱいでしたが、仕事の時間と家庭の時間のメリハリが付き、それなりに充実した日々を送っていました。
それから一年ちょっと経った頃、ありがたいことに次女をお腹に授かりました。
長女の時も産休に入るまで働いていたので、今回ももちろんそのつもりだったのです。
しかし、どうにも体調が優れない日々。
いわゆる「悪阻」というやつです。
一般的には安定期あたりになるとだいぶ落ち着くと言われていますが、私の場合は緩くダラダラといった感じでした。
例えるなら、乗り物酔いが何ヶ月も延々と続いている感覚でしょうか。
結局それは出産直前まで続き、仕事は休職せざるを得ませんでした。
長女は以前から一時保育で預けていた保育園に、週3で行かせていました。
仕事のための一時保育利用には特に書類など必要なく、あくまで自己申告だったため、休職していることを隠しそのまま預けていたのです。
私とずっと一緒にいても、相手をしてやることも、公園に連れて行くこともできない。
それなら保育園でお友達と遊んでいたほうが本人も楽しいのではないか?
そんな思いもありましたが、本当は自分がしんどかったから、だったのかも知れません。
次女を無事に出産してからは、長女の保育園通いを止めました。
あと数ヶ月したら幼稚園に入ることが決まっていたので、それまではできるだけ一緒に過ごそうと思っていました。
出産前に寂しい思いをさせてしまって申し訳ない、という思いでいっぱいだったのです。
春になり、ベビーカーに次女を乗せ三人で桜が咲く公園まで散歩しました。
そして遊具で遊ぶ長女を微笑ましく眺めていました。
その時期がいちばん穏やかに過ごせていたのではないでしょうか。
次女は長女に比べ体がやや小さく、健診のたびに成長曲線ギリギリだと言われました。
母乳だけでは不十分と言われ、生後4ヵ月からは混合にしました。
しかし、次女は食が細いのか、ミルクを飲み切ってくれないこともたびたび。
なかなか体重が増えないことで、自分を責め、イライラするようになりました。
長女は幼稚園に通い始め、私の負担は少し減りました。
とはいっても、幼稚園なので3時頃には帰宅します。
夕方以降は次女の面倒を見つつ、長女の相手をしつつ、夕飯の用意。
ご飯を食べさせて、お風呂に入れて寝かせる。
子供が複数いる家庭では当たり前の光景ですが、そんな日々を過ごすうち私の中には少しずつ何かが積もっていきました。
そして次女が1歳を迎える少し前、とうとう私の体と心に異変が起こったのです。