PTA主催イベントの活動で
前回の続きです。
さて、「みんなの集い」の当日お手伝いについて。
私はとあるゲームの担当になりました。
「みんなで協力する」タイプのゲームで、そこで使用する道具を子どもたちに順番に渡していく役割です。
当日その場で説明を受けただけで、若干の不安はありつつもとりあえず始まりました。
クラス対抗だったので、子どもたちに「いちばんになるぞ!」という意気込みが感じられ、予想以上に白熱しました。
もちろんいろんな子どもがいるので、中には冷めた感じの子もいましたが…
夢中になって遊ぶ子が圧倒的に多かったような気がします。
正直なところ、自分の子や知り合いの子以外と接する機会というのが初めてでした。
なので、たくさんの子どもたちの楽しそうな表情を見られたことが、ただ純粋に嬉しかったです。
そして、微力ながらこのイベントのお手伝いをさせていただけて良かった、と思いました。
印象的だったのは、礼儀正しい子どもが意外とたくさんいたことです。
ゲームに使用する道具を一人一人に手渡しする際、
「ありがとうございます」
と言って受け取る子がわりと目立ちました。
ただ渡しているだけなのに、そんな風に言ってもらえるなんて…
思ってもみなかったことで、少し驚きました。
そして、とても心が温かくなりました。
(余談にはなりますが、実は担当したのがたまたま長女の学年でした。長女が来た時に思わず声を掛けたら、後でクラスメイトにからかわれた?らしく「恥ずかしかった!」と言われてしまいました…笑)
そんな感じで、清々しい気持ちでお手伝いが終了したわけですが、その後の疲労感はハンパなかったです。
情けないことに、元々の体力のなさに加え、うつ病以来ちょっとした散歩程度でもグッタリしてしまう。
以前は立ち仕事をしていましたが、今は長時間立っているなんてもう無理…
その私が、2時間半も休憩を入れず立ちっぱなしで働いたのです。
そして、委員のお手伝いは2学年のみでしたが、本部役員さんはこれを全学年…
つまり1時間目から6時間目まで、交代なしのフルで!
これはもう、ただただすごいとしか言いようがありません。
(後に聞いた話ですが、さすがにこれはかなりしんどかったようです…)
その日、帰宅した長女がもらったおみやげを嬉しそうに見せてきました。
「ねぇお母さん、見て!これすごいね、どうやって作ったのかなぁ?」
地域の方々が協力して作ってくださった折り紙のマスコットを、娘はとても気に入った様子でした。
今どきの子どもがこれで喜ぶの?
などという心配は無用だったようです。
もちろん、子どもたち全員がそのような反応だったとは思っていません。
ただ、もらって喜んでくれた子がいた。
その事実だけで十分かな、と思います。
あれから1年半が経ちました。
マスコットはまだ娘の部屋に飾ってあります。